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お葬式の知識

【葬儀のマナー】通夜振る舞い・精進落としの意味合いと席順・作法を徹底解説

9月15日
読了時間: 4分

お通夜や葬儀・告別式の後に行われる「通夜振る舞い(つやぶるまい)」と「精進落とし(しょうじんおとし)」。

どちらも故人を偲び、参列者への感謝を表す大切な席ですが、それぞれの意味合いやマナー、席順には明確な違いがあります。

いざという時に困らないよう、遺族側・参列者側それぞれの視点から分かりやすく解説します。

【通夜振る舞いの意味合い・マナー・席順】

◆通夜振る舞いとは?(意味合い)

通夜振る舞いとは、お通夜の儀式が終了した後に、遺族が参列者をもてなす食事の席です。

主な目的は以下の2つです。

  • 参列していただいたことへの感謝の意を表すため

  • 参列者全員で食事を口にすることで、故人との最後の食事(供養)とするため

大皿料理(寿司やオードブルなど)と、お酒を含む飲み物が振る舞われるのが一般的です。最近では、家族葬や少人数での葬儀も増え、個別に盛り合わせる場合もあります。

◆席順(座る位置)

通夜振る舞いは、基本的に「自由席(順不同)」であることが多いです。参列者が順次案内され、空いている席から座っていきます。

ただし、遺族が座る位置には決まりがあります。

◆知っておくべきマナー

【遺族側のマナー】

  • お声がけを忘れない: 参列者に対して「どうぞ一口でもお召し上がりください」と勧めます。

  • 引き際を見極める: 通夜振る舞いは長々と続けるものではありません。1時間〜1時間半程度を目安にお開きにします。

【参列者側のマナー】

  • 原則として断らない: 案内されたら、一口でも箸をつけるのがマナー(供養になります)。どうしても都合が悪い場合は、目立たないように遺族へ挨拶をして辞去します。

  • 長居は無用: 歓談の場ではないため、20分〜30分程度で席を立つのがスマートです。

  • 会話の内容に注意: 故人の思い出話をするのは良いですが、大声で笑ったり、死因を深く尋ねたりするのは厳禁です。

【精進落としの意味合い・マナー・席順・献杯】

◆精進落としとは?(意味合い)

精進落としとは、元々は四十九日の忌明けに、それまで断っていた肉や魚(忌まわしいもの)を本来の食事に戻す儀式でした。

しかし現代では、火葬後(または葬儀・告別式の後)に、親族や特に親しかった方、僧侶を労うための会食を指すのが一般的です。

通夜振る舞いとは異なり、個別の懐石料理(御膳)が用意されるのが特徴です。

◆席順(座る位置)

精進落としの席順は、通夜振る舞いとは異なり「もてなす側(遺族)」が下座に回ります。

  • 上座(最も奥の席): 僧侶(お寺様)。もし僧侶が辞退された場合は、その席に「御車代」と「御膳料」を包みます。

  • 次にお奥の席: 友人・知人の代表、会社関係者など(お招きしたゲスト)

  • 下座(入り口に最も近い席): 喪主・遺族(ゲストをもてなす立場であるため)

ポイント

喪主は入り口の近くに座り、全体の進行や参列者への目配り、僧侶へのお給仕がしやすいようにします。

◆献杯(けんぱい)の作法

精進落としの始まりには、乾杯ではなく「献杯」を行います。一般的な乾杯とは作法が異なるため注意が必要です。

  1. 杯(グラス)を準備する: 全員に飲み物が行き渡るのを待ちます。

  2. 喪主(または親族代表)の挨拶: 葬儀が無事に終了した報告と感謝を述べます。

  3. 献杯の発声: 挨拶の最後、または指名された人が「献杯」と静かに発声します。

  4. 唱和する: 周りの人も唱和し、静かに杯を上げます。

  5. 注意点: 互いにグラスをカチカチと当て合わせない、拍手をしないのが絶対のルールです。

◆知っておくべきマナー

【遺族側のマナー】

  • 事前の人数把握: 個別の御膳を用意するため、火葬場に同行する人数を正確に把握しておく必要があります。

  • 僧侶への配慮: 僧侶が会食に参加されるか否かを事前に確認しておきます。

【参列者側のマナー】

  • 基本は「完食」を目指す: 用意された料理は故人からのもてなしという意味があります。無理のない範囲で美味しくいただきましょう。

  • お酒の飲みすぎに注意: 親族が中心の席ですが、あくまで追悼の場です。羽目を外さないよう節度を持って過ごします。

まとめ

  • 通夜振る舞い:お通夜の後、参列者全員で故人を偲ぶ「自由席・大皿料理」の席。

  • 精進落とし:火葬後、お世話になった方や親族を労う「指定席(遺族は下座)・個別御膳」の席。

それぞれの意味合いを理解しておくことで、遺族側になっても参列者側になっても、慌てずに心のこもったお見送りと供養ができます。

 
 
 

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